症状
主な症状としては、お腹の張りや痛み、吐き気、嘔吐などがみられます。また、腸管の動きが悪くなることで便やガスが適切に排出されなくなり、重度の便秘を引き起こします。
症状の現れ方は、発症原因によって異なるのが特徴です。先天性巨大結腸症の場合、多くは生後間もない時期から症状が現れます。具体的には、便秘、お腹が膨れる、嘔吐などがみられます。重症の場合には腸炎を発症し、敗血症*などの合併症を引き起こすこともあります。一方で、症状が軽度な場合には大人になってから診断されるケースもあります。
中毒性巨大結腸症では、消化管の症状に加え、発熱、脱水、貧血などの全身症状が現れることが多くあります。さらに、病状が悪化すると腸管穿孔を生じて命に関わる危険性が高まるため、早急な対応が必要となります。
*敗血症:細菌やウイルスの感染が全身に広がり、さまざまな臓器に障害が生じた状態のこと。
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