症状
徐脈頻脈症候群では、長い心停止を認めます。心停止を来している間には全身への血液供給が滞ることになり、特に脳の細胞は短時間でも血液が供給されないと、正常にはたらくことができなくなってしまいます。具体的な症状としては、突然の失神や意識消失を呈することになり、周囲の環境によっては外傷を負うこともあるため注意が必要です。
心房細動と関連して徐脈頻脈症候群が発症することもあります。心房細動では心房の脈拍リズムがバラバラになり、心房内で血液が滞ることから血栓が形成されやすく、生じた血栓が血液の流れに乗って全身へ運ばれてしまうこともあります。脳への血液を供給する血管が血栓でふさがれてしまった場合には、脳梗塞を発症して、運動麻痺や感覚障害、意識障害、発語障害などの神経症状を呈することがあります。
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