症状
急性腹症の原因となる病気は多岐にわたるため、痛みの部位や強さは大きく異なります。
一般的には、全身性の病気や腹膜炎を起こし得るような病気の場合は、腹部全体が広く痛みます。一方、肝臓や胆嚢、十二指腸の病気の場合は右上腹部、胃や脾臓の病気の場合は左上腹部、虫垂炎などでは右下腹部、虚血性腸炎などは左下腹部、腹部大動脈解離や子宮外妊娠などの場合は下腹部全体に痛みが生じることが多いとされています。
また、急性腹症は原因によって発熱、嘔吐、下痢などの症状を伴うことも多く、重症な場合には敗血症を引き起こすことも少なくありません。早急な治療をしなければ命を落とすこともあります。
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