検査・診断
悪性外耳道炎は臨床症状と、培養検査や画像検査などの諸検査により診断します。
耳鏡検査
光源付ペンスコープ型耳鏡を用いて外耳道の腫れや発赤、肉芽形成などの状態を観察します。また、鼓膜まで炎症が波及していないかを観察することが重要です。
画像検査
レントゲン検査やCT検査が行われ、周囲の骨破壊や膿瘍の形成などを確認することができます。また、上咽頭や頭蓋内のがんなどとの鑑別をすることも可能です。
培養検査
耳垂れを培養し、原因となる菌の特定を行います。菌の特定は、適切な抗生剤を選択するうえでも非常に重要です。
病理検査
悪性外耳道炎と類似した症状を示す外耳道がんや中耳結核との鑑別を行うために、外耳道に形成された肉芽や皮膚の組織を採取して顕微鏡で観察します。
血液検査
炎症反応などの全身状態を評価するために行われます。
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