治療
慢性喉頭炎の治療では、炎症を抑えることを目的として、消炎剤の内服やステロイド剤のネブライザーなどが行われます。
喫煙習慣が原因となっている場合には、禁煙をすることが大切です。職業上難しいこともありますが、声の酷使が原因となっている場合には、医師の指導のもと声帯を安静に保つよう努めることがあります。また、必要に応じて発声指導も行われます。逆流性食道炎が原因となっている場合には胃酸を抑える薬の投与を行います。
副鼻腔炎が原因となっている場合には、マクロライド系の抗生物質の投与や吸入療法、ときに内視鏡手術が行われます。慢性喉頭炎と喉頭がんを同時に発症することもあるため、疑わしい症状がある場合には早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
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