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まんせいこうとうえん

慢性喉頭炎

最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

慢性喉頭炎(まんせいこうとうえん)とは、声を出すために重要な器官である喉頭(こうとう)に、慢性的な炎症が起こることにより、声がかれたり、声を出しにくくなったりする状態を指します。

原因

慢性喉頭炎の原因となる喉頭の慢性的な炎症には、以下のような病因があります。

  • ウイルス感染が主体である急性喉頭炎の反復
  • 慢性的な喫煙習慣
  • 大気汚染、化学物質、アレルゲンなどに長く曝されること
  • 喉頭以外の病気である、逆流性食道炎の酸逆流による刺激や、慢性副鼻腔炎の後鼻漏による炎症の波及
  • 声の酷使(歌手やチアリーダー、教師など)
     

症状

慢性喉頭炎を発症すると、発声に関連した症状がみられます。具体的には、声がかれる(嗄声(させい))、声が出しづらくなる、などの症状です。

また、のどに位置する喉頭に炎症が生じることで、のどの違和感や、飲み込みのときの痛みなどを感じること、咳が出ることなどがあります。以上の症状はその他の喉頭の病気で、特に喉頭がんなどでは慢性喉頭炎と同様に喫煙習慣と関連して発生することが多く、症状もよく似ています。

慢性的な嗄声や咳などがある場合には、こうした悪性の病気の可能性も考慮に入れ、早期に病院を受診するようにしましょう。
 

検査・診断

間接喉頭鏡検査や喉頭ファイバースコープ検査によって、直接喉頭を観察して炎症の有無、腫瘍の有無を確認することが重要です。声帯を中心に喉頭粘膜の発赤・腫脹・粘膜下の出血・白苔に加え、潰瘍や腫瘍が形成されていないかを観察します。腫瘍性の病変がみられる場合には、組織の一部を採取する生検も検討されます。

慢性喉頭炎は、逆流性食道炎副鼻腔炎など、喉頭以外の部位の病気に関連して発生することもあります。症状から逆流性食道炎や副鼻腔炎などの病気が疑われるときには、内視鏡検査や単純レントゲン、CTなどの画像検査などが必要となります。
 

治療

慢性喉頭炎の治療では、炎症を抑えることを目的として、消炎剤の内服やステロイド剤のネブライザーなどが行われます。
喫煙習慣が原因となっている場合には、禁煙をすることが大切です。職業上難しいこともありますが、声の酷使が原因となっている場合には、医師の指導のもと声帯を安静に保つよう努めることがあります。また、必要に応じて発声指導も行われます。逆流性食道炎が原因となっている場合には胃酸を抑える薬の投与を行います。

副鼻腔炎が原因となっている場合には、マクロライド系の抗生物質の投与や吸入療法、ときに内視鏡手術が行われます。慢性喉頭炎と喉頭がんを同時に発症することもあるため、疑わしい症状がある場合には早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
 

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