検査・診断
検査では、まず血液検査をおこなって炎症の程度や脱水の有無などを調べます。
また、のどの分泌物を綿棒で採取して病原体を特定する検査もおこなわれることがあります。病原体を特定することで、細菌性の場合には適した抗生剤を選ぶことができます。
溶連菌が原因の場合には、扁桃病巣感染症の発生率が高くなるため、慎重な経過観察へつなげることが可能です。慢性扁桃腺炎は扁桃腺以外にも病気を引き起こすことがあります。そのため、治癒後でも尿検査や血液検査などをおこなって合併症が生じていないかを調べます。
また、扁桃病巣感染症が疑われるときには、扁桃誘発テストを行うことがあります。これは、扁桃腺にマッサージや超音波による刺激を与えて、血液検査による炎症反応と体温変化をもとに合併症が悪化するかを調べる検査です。この検査は、限られた医療機関でしか行われませんが、扁桃を摘出するかを判断するのに大切な判断材料となります。
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