治療
慢性扁桃炎では、症状に応じて薬物療法や外科的治療が行われます。
薬物療法
細菌感染による場合には、抗菌薬が用いられます。抗菌薬は、経口摂取ができる場合は内服し、経口摂取が難しい場合は入院して点滴で投与するケースもあります。
ウイルス感染が原因の場合には、発熱や喉の痛みなどの症状に対する治療が行われます。
外科的治療
症状が進行し、膿がたまっている場合(扁桃周囲膿瘍)には、抗菌薬の投与に加えて口蓋扁桃の周囲に針を刺したり、切開をしたりして、膿を排出する処置を行うことがあります。
また、扁桃炎を繰り返し発症する習慣性扁桃炎の場合、ほかの臓器に障害が及ぶ溶血性連鎖球菌(溶連菌)が原因菌の場合、扁桃病巣疾患などの場合には、口蓋扁桃を取り除く“扁桃摘出術”が行われることもあります。扁桃摘出術は全身麻酔で行われ、1週間程度の入院が必要です。
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