症状
慢性砒素中毒では、砒素を摂取して数年から十年以上経過してから症状が現れます。症状は、皮膚を始めとして体の各部位に現れます。
初期症状としては、皮膚の色素沈着(皮膚過色素沈着)や皮膚の盛り上がり(皮膚過角化症)などがみられます。これらの症状は、皮膚がんの前段階であることもあるため注意が必要です。その他、膀胱や肺、大腸などのがんの発生が引き起こされることもあります。
慢性砒素中毒の一症状として、手足の感覚異常や頭痛、吐き気、筋力低下、貧血などが生じることもあります。
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