原因
慢性鼻炎は、アレルギー性鼻炎と関連して発症することがあります。ダニやスギ、ヒノキなどがアレルギー反応を引き起こすことが多いですが、その他にも遺伝学的な要素や大気汚染物質(PM2.5やディーゼル排気など)がアレルギー反応に関与することもあります。また、乾燥や粉塵、刺激性の化学物質などが直接、慢性鼻炎の原因となることがあります。
慢性鼻炎は、通常の風邪が長引いて発症することがあります。風邪の原因となるようなありふれた病原体以外にも、梅毒や結核、リーシュマニア、ヒストプラズマなどといった病原体と関連して慢性鼻炎が生じることもあります。
こうした感染症では、炎症性の反応によって鼻に腫瘤が形成されることがあり、鼻の粘膜や軟骨、骨などが障害を受けることがあります。
さらに、空気の通り道である鼻の構造は非常に複雑であり、人によっては慢性鼻炎を引き起こしやすい構造となっていることがあります。
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