治療
抜け毛の治療は、原因によって異なります。
頭皮の病気が原因の場合
炎症を抑える塗り薬・飲み薬、感染症の原因に対する薬などを使用します。また、原因によっては人から人へ感染することもあるため、他の家族も同時に治療を受ける必要がある場合もあります。
頭皮への刺激が原因となっている場合には、原因となっている刺激を取り除くことが必要になります。
頭皮以外に原因がある場合
原因が分かっている場合はそれに応じた対策を行います。
円形脱毛症と診断された場合、自然治癒する場合もあるので、数か月程度は炎症を抑える塗り薬などで様子を見ます。数か月以上改善が見られない場合や、全身の広範囲の毛が抜けていく場合、炎症を抑える注射薬を使用したり、頭皮をわざとかぶれさせることで発毛を促す薬を使用したりといった場合もあります。
大人の男性に起こる男性型脱毛症の場合、飲み薬や塗り薬での治療がメインですが、レーザー治療、植毛、増毛などさまざまな方法があります。男性型脱毛症の場合、健康保険は適応されず自費診療となります。
子供が自分で毛を抜いている場合、抜毛症(トリコチロマニア)などと呼ばれます。学童期の女の子に多いと言われていますが大人でも見られることがあります。ストレスや心理的ショックを和らげるために行っていることが多いとされ、本人や家族へのカウンセリングや、精神的な治療を行いながら様子を見ていくことになります。
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