原因
髪の毛の状態は頭皮の状態に影響を受けることが多いですが、栄養状態やホルモンの変化、薬の影響など、全身の状態によっても変わります。代表的な原因は以下のようになります。
頭皮に原因がある場合
帽子やヘルメットなどで繰り返しこすれる場合や、常に同じ髪形をすることで引っ張られる場合、寝返りができない赤ちゃんが後頭部と枕がこすれて薄毛になる場合など物理的刺激による抜け毛が起こることがあります。
頭皮の感染症による抜け毛もあります。水虫の原因菌(白癬菌)の仲間やヘルペスウイルスなどの感染症により、頭皮や毛根の状態が悪くなり脱毛が起こります。また、脂漏性湿疹やアトピー性皮膚炎など、頭皮に起こる皮膚の病気による場合もあります。
頭皮以外に原因がある場合
髪の毛は絶えず生え変わっているため、細胞増殖に必要な栄養素が不足しているといった場合にも、毛根の細胞の活動に異常が生じ抜け毛が起こることがあります。産後や更年期以降の女性、成人男性のように、毛根に影響するホルモンが急激に変化することも原因となります。
また、甲状腺の病気や免疫系の異常など、全身の病気の影響によって抜け毛が増えることもあります。
その他では、ストレスなどのために子供などが自分で髪の毛を抜いてしまう場合や、抗がん剤の使用などの原因が挙げられます。
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