検査・診断
日本住血吸虫症の診断は、原因となる病原体の虫卵を確認することからなされます。腸管壁に寄生することが多いため、検体採取の簡便さから便を用いての検査が行われることになります。
日本住血吸虫に感染すると、人の体内では病原体を排除するための免疫反応が生じます。これに関連して日本住血吸虫に対しての抗体が産生されるようになるため、これを検出することもあります。
また、日本住血吸虫症では肝硬変や食道静脈瘤をきたします。肝硬変に対しては、血液検査での肝機能評価や超音波・CTなどによる形態学的な評価を行うことになります。また、食道静脈瘤の評価のために、上部消化管内視鏡検査を行うことも重要です。
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