症状
日本住血吸虫症では、体内に侵入してから4週間ほど経過してから、急性症状としての発熱や筋肉痛、咳、下痢、じんましんなどを認めます。時間経過と共に門脈系や肝臓内、腸管内に病原体の卵が産卵されることになり、慢性症状を呈するようになります。
門脈や肝臓系の症状としては、腹水による腹部膨満や呼吸困難、食道静脈瘤形成とそこからの出血などをみることがあります。また腸管壁に寄生することと関連して、腹痛や下痢などがみられます。
日本住血吸虫症では、虫卵が原因となって脳梗塞を呈することもあります。脳梗塞が生じる部位はさまざまであり、影響を受けた部位に応じて麻痺や感覚障害、言語障害などの症状が現れます。
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