検査・診断
歯周病の初期では、症状がほとんど出ないので医療機関で検査を受けないと正確に診断ができません。歯周病の検査方法には、プロービング検査、X線検査(レントゲン検査)、歯垢の付着率の検査などがあります。
プロービング検査
プローブとは、針状の金属製の器材のことです。プロービング検査では、目盛りのついたプローブを歯と歯ぐきのすき間に差し込み、深さを測定します。健康な状態では、歯と歯ぐきのすき間は1~2mm程度ですが、歯周病では3mm以上となることが多く、重症例では10mmを超える場合もあります。見た目に異常がなくても、測定してみると異常が見つかることもあります。
X線検査(レントゲン検査)
歯周病が進行すると歯を支えている骨が溶けることがあります。X線検査(レントゲン検査)では、歯を支えている骨の溶けた範囲や程度を正確に把握できます。
歯垢の付着率の検査
歯周病の原因は歯垢の付着、蓄積です。歯垢がどれくらい付着しているか染色液を使って調べることがあります。歯垢が付着している部分は赤く染まります。
そのほかの検査
ほかにも、歯ぐきからの出血の程度を調べる検査、歯の揺れを調べる検査、病原菌を特定するための細菌検査などがあります。
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