検査・診断
水腎症が疑われる場合は、次のような検査が行われます。
画像検査
腎臓の拡張の有無や程度を評価し、尿の排出路を閉塞する結石や腫瘍の有無などを確認するために、超音波、CTなどによる画像検査が行われます。
小児の場合は、尿路の異常や膀胱尿管逆流症などのほかの病気との鑑別を行うための排尿時のX線検査、腎臓の機能と尿路の異常の程度を調べる利尿レノグラムといった特殊な画像検査を行うこともあります。
血液検査
腎機能の状態を調べるために、血液検査を行うことが一般的です。結石による水腎症は尿路感染症を併発することも多いため、炎症反応の程度などを評価するためにも血液検査が必要となります。
尿検査
腎臓の機能を評価するため、尿中にタンパクや血液が混入していないか調べる検査を行うことがあります。膀胱がんなどが疑われる場合は、尿中にがん細胞が含まれていないか詳しい検査を行うこともあります。
内視鏡検査
膀胱や前立腺、尿管の病気によって水腎症が引き起こされていると考えられる場合には、尿道から内視鏡を挿入して内部の状態を詳しく調べる検査を行うことがあります。
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