症状
水腎症による症状の現れ方は発症原因によって大きく異なります。
一般的に、水腎症は腎臓内にたまった尿によって腎臓が拡張するため、脇腹や背中の痛みや、腎臓の機能低下を引き起こします。尿路結石などによって急激に発症した場合は非常に強い痛みを生じることが多く、冷や汗や吐き気・嘔吐を伴うことも少なくありません。また、尿路感染症を伴うことも多く、発熱や血尿、膿尿(膿が混ざった尿)がみられることがあります。一方、生まれつきの尿路の異常や前立腺肥大症などが原因の場合は、ゆっくり進行していくことが多く、目立った自覚症状がないこともあります。
また水腎症は、2つある腎臓のうち、片方のみに発症している場合は尿量の変化はありませんが、両方に発症している場合は、両方の尿路に通過障害が起きているため尿量の減少が生じるとされます。
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