検査・診断
水頭症が疑われるときは次のような検査が行われます。
頭部CT、MRI検査
脳室の拡大を観察するのにもっとも適した検査です。
通常は短時間で簡便に行えるCT検査を行い、脳室拡大の原因が脳腫瘍などであることが疑われる場合にはMRI検査を追加します。また、MRI検査は正常圧水頭症の診断にも有用であるとされています。
頭蓋骨X線検査
乳児期に発症した水頭症では、頭蓋骨を構成する骨同士の離開の程度などを評価する目的でX線検査が行われることがあります。
髄液排除試験(タップテスト)
正常圧水頭症が疑われる際に行われる検査です。
腰から腰椎のくも膜下腔に針を刺して脳脊髄液を30mlほど排除し、数時間~数日後に歩行障害が改善するか否かを調べます。脳脊髄液を排除して症状が改善する場合は、正常圧水頭症の可能性が高いと考えます。
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