とくはつせいはいせんいしょう

特発性肺線維症

同義語
IPF
監修:

検査・診断

問診と身体診察の後、胸部X線検査や胸部CT検査、呼吸機能検査、血液検査などを行います。特発性肺線維症では、聴診時にベルクロラ音(マジックテープをはがす時に出るような音)が80~90%以上の割合で聴取されます。また、胸部X線検査では網状影などの異常な影が見られ、胸部CT検査では線維化が進行すると蜂巣肺(ほうそうはい)(蜂の巣のような所見)を認めます。

このような所見を認め、明らかな原因がなく、かつ年齢が50歳以上である、発症が緩やかである、症状が発現してから3か月以上経過しているといった場合に、臨床的に特発性肺線維症と診断します。

診断が難しい場合には、肺に生理食塩水を注入して回収した液の成分を調べる気管支肺胞洗浄検査や、肺の一部の組織を取り出して顕微鏡で調べる肺生検を検討します。

最終更新日:
2021年04月09日
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2021/04/09
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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特発性肺線維症

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