いじょうぶんべん

異常分娩

最終更新日:
2018年09月25日
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2018/09/25
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治療

帝王切開

妊娠中の検査で安全な分娩が難しいと判断できる場合、予定帝王切開となることがあります。また、経膣分娩がスムーズに進行せず、母体や胎児に影響が及ぶおそれがある場合には、緊急帝王切開に移行することもあります。

器械分娩

胎児が子宮口付近へと降りてきているものの、微弱陣痛などによって分娩が滞っている場合や胎児機能不全に陥った場合に器械分娩が選択されることがあります。器械分娩には、頭部に吸引カップを装着して出産を手助けする吸引分娩と、鉗子と呼ばれる大きなスプーンのような医療器具で両側頬部を把持し児を娩出させる鉗子分娩があります。

吸引分娩を行うときには、母体のお腹(子宮底部)を圧迫する胎児圧出法(たいじあっしゅつほう)をあわせて行うこともあります。

子宮収縮薬の使用

分娩に時間がかかり、疲労によって陣痛が弱くなっている場合などには、子宮収縮薬(陣痛促進剤)を点滴投与して陣痛を強めることがあります。子宮収縮薬を使用するときには、子宮の収縮が強くなりすぎないよう少量の投与から始めます。また、点滴中は胎児が健康な状態を保っているかどうか、陣痛の間隔や強さは順調かどうか、常にモニタリングが行われます。

その他

このほか、異常分娩に伴う激しい痛みや苦痛を軽減するため、硬膜外麻酔や鎮痛薬を点滴投与することもあります。

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