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白板症
白板症とは、口の粘膜が白色に変化する病気を指します。見た目の変化を生じるのみで必ずしも痛みを伴うわけではなく、歯科検診などで指摘されて初めて病気を認識することもあります。 白板症は前癌病変...
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口・のど

白板症はくばんしょう

更新日時: 2018年09月07日【更新履歴
更新履歴
2018年09月07日
更新しました。
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
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概要

白板症とは、口の粘膜が白色に変化する病気を指します。見た目の変化を生じるのみで必ずしも痛みを伴うわけではなく、歯科検診などで指摘されて初めて病気を認識することもあります。

白板症は前癌病変(悪性化する可能性がある病変)と呼ばれ、慎重な対応が求められます。また、放置した虫歯など、原因の除去を図ることは重要です。

治療では、がんが生じる前の対応として、外科的に摘出することがあります。

原因

白板症の原因として、放置した虫歯や、不適合な義歯や歯の修復物などの鋭縁部による慢性的な粘膜への刺激などが挙げられます。また、喫煙習慣が誘因となることや、ビタミンAの不足などによっても白板症が生じることもあるといわれています。そのため、これらの原因とされる要素を除去することは重要です。しかし、はっきりとした原因はいまだわかっていません(2018年時点)。

症状

白板症は、歯肉、舌縁(舌の側面)に認めることが多く、次いで頬粘膜、口蓋、口唇、口底に認めます。白板症は40歳以降で発症しやすく、女性より男性に多いです。これは、男性の喫煙率が高いことも関係しています。

粘膜の上皮が肥厚することで、粘膜表面に板状や斑状の白色病変を形成しますが、この白色病変はこすっても除去することはできません。白板が周囲粘膜との境界は明瞭な場合もあれば不明瞭な場合もあります。

また、一部分に限局している病変もあれば、口腔内全体に及ぶものまで多様です。病変の表面は平滑であったり、盛り上がりを示したり、紅斑やびらん、潰瘍などを伴うこともありますが、必ず痛みを伴うわけではありません。そのため、虫歯の治療で歯科医院を受診した際や歯科検診の際などに指摘されてはじめて気がつく患者さんもいます。

いろいろな報告がありますが、白板症の約10%ががん化するといわれています。

 

検査・診断

口腔内に拭って除去できない白色病変があれば白板症が疑われますが、確定診断のため病理組織検査を行います。病理検査とは、病変から組織を一部採取して顕微鏡で観察する検査です。

組織学的には「異形成」と呼ばれる変化を起こしており、正常の粘膜とは異なります。

異形成は軽度、中等度、高度の3段階に分類され、異形成の程度が高度である場合にはがん化しやすいといわれています。

病理検査によっては上皮内癌、あるいは扁平上皮癌などの結果であった場合には口腔癌としての検索が必要となります。

治療

白板症の治療は病変部へ刺激となるものがあればそれを除去します。喫煙者は禁煙が必要です。治療は病理検査の結果が重要ですが、基本的には外科的切除です。

切除の際には,ヨード溶液を用いた生体染色を行い、不染域(染まっていない部位)を含めた切除が必要です。切除後も再発、あるいは別の口腔粘膜に発症することもあるため専門医による定期的な経過観察が必要です。なんらかの理由で外科的切除ができない場合には厳重な経過観察が必要です。

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