治療
眼瞼下垂症では、視野に異常が生じない軽度なケースでは治療が必須というわけではありません。そのような場合に外見を気にして治療を受けたいのであれば、形成外科や美容外科での自費診療による手術を受けることになります。
一方、視野が欠損しているような重症なケースでは、健康保険を利用した治療を受けることができます。
脳や神経などの病気が原因の場合、それらの部位の治療によって脳や神経の機能が改善してまぶたの症状も治るのであれば、原因となる脳や神経の治療が優先して行われます。
しかし、脳や神経の病気が原因であってもその治療が困難な場合や、加齢による眼瞼下垂症などでは、そのまぶたの状態に応じてまぶたの治療を受けることになります。たるんだ皮膚を切除したり、緩んだ筋肉を縮めたり、腱膜を固定したりする手術です。紐状のものを眉毛とまぶたの間に移植して、眉毛の動きを利用して上まぶたを動かせるようにする手術もあります。
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