症状
眼瞼下垂症とは、その名のとおり上まぶたが正常の位置より垂れ下がる病気のことです。
軽度な場合には目立った自覚症状はありませんが、視野が欠けるほど上まぶたが垂れ下がる状態が続くと目の疲れ、視力や物の見え方の異常、肩こり、頭痛などの症状を引き起こしやすくなります。さらに、視野の一部が欠けた状態となるため、車の運転中などに思わぬ事故を起こすリスクも高くなるとされています。
また、生まれつきの眼瞼下垂症や脳・神経の病気が原因で発症する眼瞼下垂症は、常に上まぶたが垂れ下がった状態となります。一方、重症筋無力症が原因の場合や、挙筋や挙筋腱膜などの衰えや緩みなどによって発症した場合は、目を開けた状態が続くと疲れのため症状が悪化します。すなわち、1日のなかで朝よりも夕方以降に上まぶたの垂れ下がりが強くなるなど、症状に変動が見られることが特徴です。
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