治療
精巣腫瘍の最初の治療は手術によって精巣を摘出することです。手術は、精巣の血管を下腹部で縛ってから精巣と腫瘍を摘出する“高位精巣摘除術”という方法が行われます。
転移がなければ手術のみを行い、経過観察を行います。その場合も1、2割の方には将来的に転移(再発)が出てくるため、その際には抗がん剤治療が行われます。
また、再発を防ぐために予防的に抗がん剤治療を行う場合もあります。転移がある場合は高位精巣摘出術を行った後に抗がん剤治療や放射線治療で治療します。精巣腫瘍は抗がん剤が非常に効きやすいがんであり、転移が生じている進行した段階で治療を開始しても治癒率はおおよそ80%に上るとされています。
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