検査・診断
糖尿病性足病変を早期に発見し重症化を予防するために、日々、患者さん自身が足の状態を観察すること(セルフチェック)に加え、医療機関で少なくとも年に1回の定期的な足の診察や検査を行うことが重要です。特に、足の変形がある、潰瘍ができたことがある、神経障害や下肢閉塞性動脈疾患があるといった場合には、より頻度の高い検査が必要とされます。
セルフチェックと視診
毎日、鏡を使って足裏や指の間やかかと、爪などをくまなく観察します。目視はもちろんのこと、手で実際に触ってみると小さな変化にも気付きやすいでしょう。また、自分で見えにくい場所はほかの方に見てもらったり、いつもと違う行動(長時間歩いた、運動したなど)をした場合には念入りにチェックしたりすることも大切です。医療機関では、医師や看護師が皮膚の状態、爪の変形・変色・腫れなどを詳しく確認し、必要に応じて検査を行います。
専門的な検査
専門的な検査としては、必要に応じて以下のような検査が行われます。
- 神経障害を調べる検査:10gモノフィラメント検査や振動覚検査を行うことがあります。
- プローブ検査(PTB):潰瘍の深さを確認し、骨髄炎の有無を調べます。
- 画像診断:骨髄炎などの感染がある場合には、その状態を正確に把握するために単純X線やMRIなどの検査を行います。
- 血流検査:血行障害の程度を把握して予後予測や治療判断を行うために、ABI(下肢と上腕の血圧比を測る検査)やSPP(皮膚下の微小な血管の血流を測る検査)などを行う場合があります。
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