原因
糖尿病性足病変は、末梢動脈疾患による血流障害、神経障害による足の変形や感覚鈍麻、易感染性(免疫力が低下し感染症にかかりやすくなること)を背景に、靴擦れや外傷などの小さな傷をきっかけとして発症します。
血流障害
末梢動脈疾患(血流障害)では足の血流が悪くなり、傷を治すために必要な酸素や栄養が届きにくいため、傷が治りにくくなり、潰瘍や感染が重症化しやすくなります。
神経障害
神経障害によって足が変形すると、足の裏の一部に体重が集中し、タコや潰瘍ができやすくなります。また、自律神経の障害により汗が減少し、皮膚が乾燥しやすくなります。さらに神経障害により痛みや熱さを察知する感覚が低下し(感覚鈍麻)、小さな傷や靴擦れ、火傷などに気付きにくくなります。これは、病気の発見を遅らせる要因になります。
易感染性
血糖値の高い状態が続いている糖尿病の患者さんは、免疫にかかわる細胞のはたらきが低下しており、感染症にかかりやすく、また重症化しやすい状態になっています。
足の傷
上記のような傷が治りにくく、さらに傷に気付きにくい状態で、足に小さな傷や靴擦れ、深爪、火傷(電気ヒーターやカイロなどによる低温やけどを含む)などができると、それがきっかけで潰瘍が形成されることになり、ときに感染を起こして壊疽に至ります。
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