治療
糖尿病性足病変の治療は、血糖コントロール、デブリードマン(壊死した組織を除去して傷口をきれいにする治療)、感染症の治療、血行再建術(狭くなったり閉じたりした血管の血流を取り戻す治療)、医療用装具の作製、リハビリテーション、栄養指導など多岐にわたります。そのため、多職種による集学的アプローチ(チーム医療)で治療に臨みます。
血糖コントロール
目標となる血糖値を設定したうえで食事療法や運動療法、インスリンの投与などを行い、血糖コントロールを試みます。高血糖の状態が続くと、傷の治りが遅くなったり手術後の感染症のリスクになったりするため、血糖コントロールは非常に重要です。
デブリードマン
壊死した組織は細菌が増殖する原因となり傷の治癒を妨げるため、壊死した組織などを取り除き、傷口をきれいにする「デブリードマン」という治療を行います。外科的に壊死組織を取り除く方法を中心に、創部の状態に応じた方法が選択されます。
感染症の治療
潰瘍に感染症が合併すると重症化するリスクがあり、素早い診断と治療を要します。そのため、骨髄炎などの細菌感染があると分かった場合には、感染の程度に応じて抗菌薬による治療を開始し、必要に応じて細菌培養の結果を参考に薬剤を調整します。また壊死した部分を除去します。
血行再建術
重症の下肢虚血(血流障害)を合併している場合には、血流の改善を目的として、カテーテルを用いた血管内治療やバイパス手術などの「血行再建術」を検討します。
免荷療法
足潰瘍の既往、シャルコー関節(糖尿病性神経障害などによる、大きな変形を生じた関節症)、重度の足の変形がある場合、潰瘍の部分に体重がかからないように特殊な靴や装具を用いて行う「免荷療法」を行います。具体的には、松葉杖、車椅子、ギプス、免荷用サンダル、医療用フェルトなどを用いて潰瘍部への負担を減らします。
「糖尿病足病変」に関する
最新情報を受け取ることができます
処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください




