症状
結核性髄膜炎は、いわゆる細菌性髄膜炎やウイルス性髄膜炎などと比較すると緩徐に進行することが多いです。また、髄膜炎症状(頭痛や吐き気など)が明らかでないこともまれではなく、気付かれにくいことがあります。
乳児期の結核性髄膜炎であれば、哺乳力低下、活気低下などが初発症状となります。年齢が上がると食欲不振や倦怠感などの症状が現れます。肺結核に続発することが多く、慢性的な咳や痰などの呼吸器症状を伴うこともあります。
結核性髄膜炎では脳神経症状を伴うことがあります。眼球の動きに影響を与える外転神経や動眼神経に支障を生じることが多いです。病状が進行すると手足の麻痺やけいれん、意識障害などをきたすこともあります。
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