けっかくせいずいまくえん

結核性髄膜炎

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

結核性髄膜炎の診断は必ずしも容易ではない反面、治療が遅れることで死亡率や後遺症を残すリスクが高まることも知られています。そのため、結核性髄膜炎が疑われるときは、できるだけ速やかに抗結核薬を使用することが重要です。

結核性髄膜炎では、リファンピシン、イソニアジド、ピラジナミド、リファブチンの4剤もしくはストレプトマイシンとエタンブトールの2剤を併用して使用します。多剤を併用するのは、経過中に耐性菌が生じるリスクを下げるためです。治療は数日で終了するものではなく、長期の内服が必要になります。

結核治療は長期に渡るため、経過中に薬剤に関連した副作用が出現してこないかどうかを確認することも重要です。具体的な副作用としては、末梢神経障害や聴力障害、視力障害、肝炎、腎障害などがあります。また、エイズなどの合併症がある場合には、並行してそれらに対する治療を行うことも重要です。結核性髄膜炎では、結核菌自体が中枢神経系に腫瘤を形成することがあります。その際には手術による切除を考慮します。また、水頭症を発症することもあり、その場合は利尿剤の使用やシャント術の適応を考慮することになります。
 

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