原因
脳や脊髄は、髄膜によって保護されており、髄膜と脳・脊髄の間は髄液で満たされています。髄膜炎とは、この髄膜及び髄液に炎症が生じる病気です。脳に感染した場合を脳結核腫といいます。髄膜炎をきたす原因は細菌、ウイルス、真菌などに加えて結核菌などさまざまです。
肺に病変をもたらすことが多い結核ですが、結核性髄膜炎にまで至る例は必ずしも多くはなく、何かしら状況が重なった場合に発症することが多いです。
何かしらの状況とは、小児における結核の初感染、HIV感染、悪性腫瘍、加齢、栄養失調、糖尿病、アルコール依存症などです。
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