症状
代表的な症状
聴覚障害が起こると、耳の聴こえに支障が生じます。具体的には、以下のような症状が挙げられます。
- 音は聞こえているが、何を話しているか分からない。話し声が明瞭に聞き取れず、こもったような音として認識される。
- 大勢の人の中や、雑音がする環境では会話が困難。
- 時計のアラームなど高い音が聞き取りにくい。
など
また、音がまったく聴こえなくなってしまうこともあります。
こうした症状によって会話がうまく成り立たず、コミュニケーションに支障をきたしたり、自分の気持ちがうまく伝わらないという思いから、心理的なストレスを感じたりすることもあります。
また、先天性の聴覚障害の場合、発語に必要な“言葉を音として認識すること”ができないため、発語にも支障をきたすことがあります。
聴覚障害の種類による症状の違い
聴覚障害の症状は、種類によって違いが見られます。
伝音難聴は軽度から中等度ですが、感音難聴と混合性難聴は軽度から重度までさまざまです。聴力レベルは程度によって以下の4つに分類されます。
- 軽度……小さな声や騒音下での会話が聞き取りづらい
- 中等度……普通の声の大きさの会話が聞き取りづらい
- 高度……非常に大きい声か補聴器を使用しないと会話が聞こえない
- 重度……補聴器を使用しても聞き取れないことが多い
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