かんほうちゅうしょう

肝包虫症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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症状

条虫の嚢胞は非常にゆっくりと成長するため、感染してから10年ほどは無症状の場合が多いです。しかし、嚢胞が大きくなると、肝臓や周りの臓器を圧迫してさまざまな症状が現れ、脾臓や肺、脳への転移も起こります。

嚢胞が大きくなると右上腹部に痛みを伴うしこりとして触れるようになります。また、肝臓が大きくなるため、腹部膨満感や上腹部の牽引痛(けんいんつう)を感じる場合もあります。

嚢胞がさらに大きくなり、胆管を圧迫すると胆石症に似た症状が現れ、胆管閉塞による黄疸(おうだん)(肝臓や血液の異常で皮膚や粘膜が黄色くなること)が生じます。肝不全の状態になると腹水や易出血性などの症状も現れます。脳転移をきたすと、意識障害やけいれんなどが生じます。

また、嚢胞の破裂などで中身の包虫液が漏れ出ると発熱や掻痒感(そうようかん)(皮膚をかきたくなるような感覚、かゆみ)、蕁麻疹(じんましん)などのアレルギー症状が現れ、一度に大量の包虫液が放出するとアナフィラキシーを生じることもあります。

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