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あなふぃらきしー

アナフィラキシー

最終更新日
2021年09月17日
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2021/09/17
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

概要

アナフィラキシーとは、アレルギーがある食べ物や薬を口にしたり、蜂に刺されたりした後に全身にさまざまなアレルギー反応による症状が現れることを指します。

具体的には、皮膚のかゆみや赤み、蕁麻疹(じんましん)などの皮膚症状、唇や舌のむくみ、呼吸困難や喘鳴(ぜんめい)などの呼吸器症状、下痢や嘔吐などの消化器症状などが挙げられます。重症の場合には血圧が急低下したり意識を失ったりすることもあり、これをアナフィラキシーショックといいます。これらの症状がアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)に曝露(ばくろ)された後、数分から数時間で急激に現れるのがアナフィラキシーの特徴です。

アレルゲンとなりうる食べ物や物質は多岐にわたり、アレルゲンになるものは人によって大きく異なります。アナフィラキシーを予防するには、アレルゲンを特定し、日ごろからアレルゲンを避けるようにするなどの注意が必要です。

また、アナフィラキシーは重篤な症状を引き起こすことが多く、対処が遅れると死に至る危険もあります。万が一アナフィラキシー症状に襲われたときは救急車を要請したり、アドレナリン自己注射薬を使用したりするなど速やかな対応が必要です。

原因

アナフィラキシーは、アレルギーを引き起こす食べ物、薬、ラテックスなどの物質などを体内に取り入れたり、蜂に刺されるなどでアレルギーを引き起こす毒素が体内に入り込んだりすることで引き起こされます。

通常、アナフィラキシーは初めてこれらのアレルゲンにさらされたときに発症することはありません。しかし、2回目以降にさらされるとアレルギー反応を担う細胞が活性化され、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンやブラジキニンなどの物質が次々に産生されることで、全身に強いアレルギー症状が同時に生じるアナフィラキシーを引き起こすのです。

症状

アナフィラキシーを発症すると、全身にさまざまな症状が現れます。

具体的には、かゆみや赤み・蕁麻疹などの皮膚症状、気管の粘膜がむくんで狭くなることによる呼吸困難・喘鳴・低酸素血症などの呼吸器症状、腹痛・下痢・嘔吐などの消化器症状、動悸や血圧低下などの循環器症状など多岐にわたる症状が挙げられます。また、不安感や異常な興奮といった精神的な変調をきたすケースも少なくありません。

多くは、アレルゲンにさらされると数分から30分以内にこれらの症状がいくつか同時に発症しますが、数時間後に発症するケースもあります。

また、重症な場合は意識消失、呼吸停止など非常に重篤な症状が数分のうちに現れて命を落とすことがあります。日本でも年間50~70名ほどの人がアナフィラキシーで命を落としているのが現状です。

検査・診断

アナフィラキシーの診断には、アレルゲンへの曝露の有無と症状の現れ方などを詳しく問診することが大切です。対処が遅れると命を落とす可能性がある状態でもあるため、基本的には呼吸音の聴診、血圧測定、血中酸素飽和度(血液中の酸素の濃度)測定などが素早く行われ、緊急的な処置が行われます。

また、軽症な場合や緊急的な処置で症状が改善した場合は、アレルゲンを特定するために血液検査などを行うこともあります。

治療

アナフィラキシーを発症した場合は、早急な対処が必要となります。

まず、意識消失や呼吸困難など非常に重篤な症状が出ている場合は、血圧上昇と気管支を広げる作用のあるアドレナリンの筋肉注射が行われます。また、呼吸状態が悪い場合は気管内挿管や酸素吸入などの処置も必要です。

一方、上記のような重篤な症状がない場合には、アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬や気管支を広げる気管支拡張薬などを用いた治療が行われます。

なお、アナフィラキシーを発症したことがある場合は、緊急時に自分で筋肉注射することができるアドレナリンの自己注射薬を携帯するよう指導が行われます。

予防

アナフィラキシーを予防するには、アレルゲンを避けることがもっとも大切です。ですが、蜂刺されなどによるアナフィラキシーは本人の努力だけでは避けらないことも多いため、発症時に備えてアドレナリン自己注射薬を携行することがすすめられています。

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