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肺外結核

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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検査・診断

結核の診断の基本は、体内に結核菌が存在することを細菌学的に証明することです。肺結核であれば、喀痰を採取し結核菌のDNAを増幅させて調べる検査を行って結核菌の有無を調べます。

肺外結核においても、たとえば結核性胸膜炎では貯留した胸水を採取して同様に結核菌のDNAを調べることができますが、この検査が陽性になるのは結核性胸膜炎全体の80%程度とする報告から20%以下とする報告まで幅があり、胸水中に結核菌が証明できないからといって結核性胸膜炎を否定することはできません。特に、胸水中のリンパ球やアデノシンデアミナーゼ(ADA)という酵素が増えている場合には結核性胸膜炎が強く示唆されます。

骨やリンパ節など肺外結核の一部では組織や細胞の採取が難しく、細菌学的な証明ができない場合もあります。そのような場合には、血液検査で結核感染の有無を調べる抗原特異的インターフェロン-γ遊離検査(IGRA)などを参考に、総合的な判断で結核感染の有無を推定することになります。

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