予防
肺炎球菌感染症の中でも肺炎、敗血症、髄膜炎などは命に危険を及ぼすことがあり、治療に成功したとしても重い障害が残ることがあります。
近年は抗菌薬が効きづらい薬剤耐性菌も増えているため、まずは肺炎球菌感染症を予防することが大切です。
肺炎球菌には90種類以上のタイプがあり、中でも敗血症や髄膜炎などの侵襲性肺炎球菌感染症を起こしやすい型の肺炎球菌はワクチンで予防することができます。特に、小児、高齢者、肺炎球菌感染症が重症化しやすい基礎疾患を持つ人は、ワクチンで予防することが推奨されます。
また、けがをしたときは傷口を洗う、日頃から手洗い・うがいを心がけるなど、肺炎球菌の感染を防ぐために日常的な衛生管理をしっかりと行うことも大切です。
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