検査・診断
その他のリンパ腫と同様、診断の確定のためにはリンパ腫組織の生検が必要です。多くの場合は、上記のような胃に起因する症状の精査の過程で上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)をして、腫瘤が認められればその組織を一部採取して免疫染色やフローサイトメトリーといった病理学的な検査を行います。
内視鏡下で特に明らかな腫瘤が認められない場合には、診断に必要なだけの組織を採取することが困難な場合もあります。その場合、内視鏡下での超音波の使用や粘膜組織に加えて粘膜下組織まで採取することで診断の可能性が高まります。
その後の治療方針に関わるためピロリ菌に感染しているかの確認も非常に重要です。また、病期によって治療が異なるため、CTでの胸部、腹部、骨盤部の画像検査や骨髄穿刺・生検検査が行われる場合もあります。
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