症状
脱毛症の種類によって毛髪の抜け方は異なります。
円形脱毛症
典型的な症状としては、硬貨のような円形の脱毛が頭に生じます。重症の場合には脱毛の範囲が徐々に大きくなったり、脱毛箇所が多数できたりすることもあります。さらに重症になると全ての毛髪が抜けてしまうこともあります。
また、円形脱毛症は頭だけでなく、眉毛やまつげ、髭、体毛など、体のどの部分にも起こる可能性があります。
病気などが関連している場合、脱毛以外に微熱や疲れやすさなどの症状がみられることもあります。
男性型脱毛症/女性型脱毛症
男性型脱毛症では、前頭部(おでこ)からM字型もしくは頭頂部(つむじ)から円形に脱毛し、これは次第に進行していきます。
女性型脱毛症では、前頭部の毛髪を残すようにして頭頂部から側頭部にかけて比較的広い範囲が脱毛します。
そのほかの脱毛症
急性休止期脱毛症では、1日に100本以上と多くの毛髪が抜けるようになりますが、頭全体の毛髪が急激に抜けてしまう場合もあります。
病気などによる脱毛症では、原因となる病気により脱毛の仕方が異なります。たとえば頭皮の炎症に伴う脱毛であれば炎症部位の毛髪が抜けますが、薬剤の副作用の場合には頭全体の毛髪が抜けることもあります。
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