治療
脳炎・脳症の治療は、原因や重症度によって大きく異なります。
いずれの場合も、けいれんや意識障害などの神経症状がある場合には抗けいれん薬の投与や呼吸管理などが行われます。また、炎症によって脳圧が上昇している場合には脳圧を下げるための薬物も使用されます。
また、脳炎・脳症の治療は上述したような症状を緩和させるための治療だけではなく、発症原因に対する治療も並行して行うのが一般的です。具体的には、感染症の場合は抗ウイルス薬、抗菌薬、抗真菌薬の投与が行われ、自己免疫性脳炎・脳症の場合はステロイド投与のほか、体内から異常な免疫の細胞を除去するための血漿交換療法などが行われます。
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