症状
急性と慢性で症状は大きく異なります。
急性腎盂腎炎
非常に強い炎症反応が生じ、高熱(弛張熱)や悪寒戦慄、強い腰痛(罹患側の腎部痛)などが生じます。早期に適切な治療を行わなければ敗血症に至ることもまれではありません。
また、結石や腫瘍が誘因となっている場合には、尿の量が少なくなったり血尿がみられたりすることもあります。多くは適切な治療で治り、急性腎不全にならないことも特徴の1つです。
慢性腎盂腎炎
一般的に自覚症状が少ないことが特徴です。長引く食欲不振や倦怠感があり、徐々に腎臓の機能が低下することで尿を濃縮する能力が低下し、夜間の多尿や尿の色が薄くなるなどの症状が現れます。自覚症状が少ないため気付かれないことも多く、治療せずにいると慢性腎不全に移行することがあります。
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