治療
腎盂腎炎の治療の主体は抗菌薬の投与です。原因菌に適した抗菌薬の使用が必要ですが、尿路感染症に効きやすいペニシリン系やセフェム系、ニューキノロン系などが多く使用されます。通常は発症時のみに使用されますが、乳幼児の繰り返す腎盂腎炎には予防的に抗菌薬を長く服用することもあります。
そのほか、痛みに対して鎮痛剤が使用されたりします。また、敗血症などの重篤な合併症が生じた場合には、全身管理を含めた集中治療が行われます。
慢性腎盂腎炎の場合には長期の抗菌薬療法が基本となります。また、解剖学的異常に対しては手術が行われることが多く、慢性腎不全に移行した場合には人工透析や腎移植が必要となります。
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