症状
急激に発症する膨疹が特徴で、見た目は蚊に刺された痕に似ています。1cmほどの大きさのものから地図状に広く広がることもあります。蕁麻疹の膨疹は非常に強いかゆみを伴い、数時間のうちに体の至る所に広がり、その後、跡形もなく消失します。
多くの場合、発症を繰り返すことはありませんが、中には6週間以上継続する慢性蕁麻疹に進行することもあります。慢性蕁麻疹は夜間に現れることが多く、原因を特定することが難しい場合もあります。
医師の方へ
蕁麻疹の概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。
Medical Note Expertでしか読めない、学会や医局の最新医療知見を得ることができます。
【第51回日本皮膚免疫アレルギー学会レポート】アドレナリン性蕁麻疹の診断と治療――鑑別に難渋した症例を含めて(4500字)
コリン性蕁麻疹と類似した疾患にアドレナリン性蕁麻疹がある。しかし蕁麻疹診療ガイドライン2018や、2021年に改定されたEAACI(欧州アレルギー臨床免疫学会)のガイドラインにおいても、アドレナリン性蕁麻疹は取り上げられていない。本疾患の診断や治療はどのように行っていけばよいのだろうか。第51回日本
【第120回皮膚科学会レポート】蕁麻疹に対するオマリズマブ治療(2800字)
蕁麻疹は、掻痒を伴う浮腫性紅斑や皮疹の発生・消退を繰り返す、罹患率の高い皮膚疾患である。ヒトIgEに対するモノクローナル抗体製剤であるオマリズマブは、蕁麻疹の病型の1つである特発性の慢性蕁麻疹への治療薬として、2017年3月から保険適用となっている。広島大学大学院医系科学研究科 皮膚科学准教授 田中
「蕁麻疹」を登録すると、新着の情報をお知らせします