原因
虚血性大腸炎の原因は大腸への血流が滞ることです。
大腸の血流障害が起こる要因は大きく分けて、血管側と腸管側にあります。どちらか一方のみが原因で虚血性大腸炎の発症につながることはあまりなく、それぞれが影響し合って発症すると考えられています。
血管側の要因
代表的なものは動脈硬化で、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある場合にリスクが高くなります。
このほかに、脱水による血流低下や、血液が固まりやすくなる病気が原因になることもあります。
腸管側の要因
代表的なものは便秘で、排便時に強くいきむことで大腸の血流が悪くなることがあります。
そのほかにも、浣腸によって大腸内の圧力が高くなったり、過敏性大腸炎患者のように腸管蠕動運動が盛んになったりすることが要因になることがあります。
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