症状
血管肉腫を発症すると内出血のような病変が現れます。進行するスピードは速く、内出血のような病変がどんどん広がり、病変部の一部がえぐれて潰瘍ができたり、赤黒いしこりができたりするようになります。通常、病変部の痛みやかゆみなどの症状は進行するまで現れにくいため、頭皮に発症した場合は髪の毛に隠れて発見が遅れることも少なくありません。
また、血管肉腫は血管やリンパ管を介してほかの部位に転移することも多く、特に肺に転移しやすいとされています。肺に転移した場合は肺の組織を破壊して空洞を形成し、気胸(肺の中の空気が漏れ出して膨らまなくなること)や出血を引き起こして呼吸困難などの症状が生じることがあります。
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