原因

角膜上皮幹細胞疲弊症は、主に黒目と白目の境目である角膜輪部に何らかのダメージが加わることによって引き起こされます。角膜上皮幹細胞は角膜輪部に存在するため、角膜輪部に大きなダメージが加わると角膜上皮幹細胞も消失してしまうためです。また、角膜上皮幹細胞が過剰に消費されることが発症の原因となることもあります。

角膜上皮幹細胞疲弊症の原因としては、主に次のようなものが挙げられます。

先天性

無虹彩症(むこうさいしょう)や強膜化角膜などの先天的な目の病気によって角膜上皮の細胞が過剰に入れ替わることで、中高年期になるにつれて角膜上幹細胞が不足して角膜上幹細胞疲弊症を発症することがあります。

外傷性

目の熱傷(やけど)、アルカリ性や酸性の物質が目に付着することによるダメージなどが原因となります。

内因性

スティーブンス・ジョンソン症候群(Stevens Johnson syndrome:SJS)や類天疱瘡(がんるいてんぽうそう)などの病気の症状のひとつとして、角膜上皮幹細胞疲弊症を発症することがあります。

特発性

角膜上皮幹細胞疲弊症のなかには、はっきりとした原因が分からないものも少なくありません。

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角膜上皮幹細胞疲弊症

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