治療
難治頻回部分発作重積型急性脳炎では、主にけいれん発作を強力に抑える治療が行われます。
抗てんかん薬による治療
急性期には、大量の抗てんかん薬を静脈に注射する治療が行われます。治療は集中治療室で全身を管理しながら行われます。副作用や知能への影響を考慮し、けいれん発作が一旦止まった後は薬の量は徐々に減らされていきます。
けいれん発作が落ち着いたら、飲み薬による治療が行われることが多いです。慢性期には、多種類の抗てんかん薬の中から、患者さんそれぞれに効果のある薬を探しながら使用されます。
ケトン食療法の導入
けいれん発作を抑えるためにケトン食療法が行われることがあります。ケトン食療法とは、食事のなかで糖質や炭水化物を減らし、主に脂肪でエネルギーを補給する治療法です。このケトン食療法には、けいれんを抑える強い効果があることがわかっています。
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