しょくどうじょうみゃくりゅう

食道静脈瘤

最終更新日:
2023年03月28日
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2023/03/28
更新しました
2017/04/25
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治療

食道静脈瘤が破裂し出血がある場合にはまず輸液や輸血が行われ、出血量が多い場合はバルーン付きチューブを用いて出血部位の圧迫止血を行います。破裂の予防には薬物療法が有効で、出血リスクが高い場合にはβ遮断薬など門脈圧を下げる薬を用いることがあります。

病変に対する治療としては内視鏡治療が第一選択です。破裂の予防と破裂後の緊急時のどちらにも対応しています。内視鏡治療で止血が困難な場合などには透視下でのカテーテル治療や手術療法が行われます。

内視鏡治療

食道静脈瘤に対する内視鏡治療として、内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)、内視鏡的静脈瘤結紮術(ないしきょうてきじょうみゃくりゅうけっさつじゅつ)(EVL)、アルゴンプラズマ凝固法(APC)などがあります。

内視鏡的静脈瘤硬化療法では内視鏡を用いて静脈瘤やその周囲に注射針を刺し、硬化剤を注入して拡張した血管を塞ぎ、内視鏡的静脈瘤結紮術では静脈瘤を特殊なゴムで縛って静脈瘤を壊死(えし)・脱落させます。

アルゴンプラズマ凝固法は、小さな静脈瘤がある粘膜面に高周波電流を放射して焼灼・凝固する治療法で、主に再発予防を目的として上記2つの治療後に追加で行われます。

手術療法

手術方法には、下部食道や胃噴門部への血行遮断に加え、自動吻合器による食道離断術などが多く施行されます。

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