しょくどうじょうみゃくりゅう

食道静脈瘤

最終更新日:
2023年03月28日
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2023/03/28
更新しました
2017/04/25
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原因

食道静脈瘤は門脈圧亢進症によって生じます。門脈というのは胃や腸、膵臓(すいぞう)脾臓(ひぞう)などの腹部の臓器から肝臓に入っていく大きな静脈のことで、この門脈の血圧が高くなる病態を門脈圧亢進症といいます。

門脈圧亢進症は、主に門脈の血流が悪くなることで生じ、その原因のほとんどが肝硬変といわれています。肝硬変は肝臓が硬くなる病気ですが、肝臓が硬くなることによって門脈の血液が肝臓へスムーズに入らなくなります。

そうすると本来肝臓に入るはずの血液が行き場を失い、食道の細い血管に大量の血液が流れ込むこととなり、その結果として血管の壁が膨らみ蛇行して瘤状になってしまうのです。

肝硬変以外では、肝外門脈閉塞症(かんがいもんみゃくへいそくしょう)バッド・キアリ症候群などが原因になることもあります。

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