こうかるしうむけっしょう

高カルシウム血症

最終更新日:
2022年11月28日
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2022/11/28
更新しました
2017/04/25
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治療

高カルシウム血症は症状もなく、腎機能障害なども伴わない場合は特別な治療をする必要はありません。高カルシウム血症を悪化させる要因(薬剤など)が分かっていれば取り除きます。

血清カルシウム濃度が12mg/dLを超えている場合や軽度の自覚症状がある場合は、等張食塩水やループ利尿剤の投与が検討されます。また、14mg/dLを超える場合や意識障害などがある場合は早急に血清カルシウム濃度を下げる必要があるため、上記の等張食塩水とループ利尿剤に加えて骨からのカルシウムの放出を抑えるビスホスホネート剤やカルシトニン、ビタミンDの作用を減弱するステロイドなどの投与が行われることもあります。

さらに緊急性がある場合や、腎臓や心臓の機能が悪く、大量の点滴が行えない場合などでは血液透析が検討されることもあります。

一方で、高カルシウム血症は上述したような病気によって引き起こされることが多いため、それぞれの病気の治療も同時に行われます。

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