症状
高カルシウム血症は軽度な場合は無症状であることがほとんどです。
血液中のカルシウム濃度(補正カルシウム濃度)が12mg/dLを超えると倦怠感、易疲労感、食欲不振、集中力低下などの症状が出現し、さらに上昇すると吐き気、腹痛、便秘などの症状も出現します。また嘔吐や多尿などの症状が現れると、脱水が進行して悪循環となり、さらに血中カルシウム濃度が上昇することになります。血中カルシウム濃度が14mg/dLを超えると情緒不安定、錯乱、眠気など精神的な症状を引き起こし、意識を失うこともあります。また、血中カルシウム濃度が高くなると昏睡や不整脈、急性腎障害などを引き起こしたりして死に至るケースもあります。
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