原因
鼻炎の原因は大きく分けると、“感染”によるものと“アレルギー”によるものがあります。
ウイルスや細菌感染によるもの
もっとも多いのはウイルス感染によるものです。一般的に“風邪”と呼ばれるものが含まれますが、インフルエンザや溶連菌感染症など重度な症状が現れやすい感染症によって鼻炎が引き起こされることも少なくありません。
アレルギーによるもの
花粉やハウスダスト(ダニ)、特定の食物などの“アレルゲン”を吸い込むことで鼻の粘膜でアレルギー反応が生じた結果、鼻炎が引き起こされることがあります。アレルゲンになり得る物質は人によって異なり、花粉など特定の季節のみに生じるものとハウスダスト(ダニ)など一年を通して生じるものに分けられます。
その他の原因によるもの
感染やアレルギー以外にも、激しい寒暖差やストレス、飲酒などがきっかけで鼻炎を発症する場合もあります。このような鼻炎を“血管運動性鼻炎”と呼び、鼻の自律神経バランスの乱れによって引き起こされると考えられています。スパイスの効いた食事や熱い食事を取ることで発症する場合もあり、これは味覚性鼻炎と呼ばれます。また、化学物質や薬物で粘膜の腫脹をきたすこともあります。これは薬物性鼻炎と呼ばれ、もっとも多い原因は血管収縮作用のある点鼻薬の乱用です。
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